50代を迎え、ファンデーションの「厚塗り感」に悩んでいませんか。ええ、すごく分かります。私も若い頃と同じ感覚で塗って、鏡を見て「あれ? なんだか老けて見える…?」と愕然としたことが何度もあります。シミやシワ、くすみを隠そうとすればするほど、のっぺりとした印象になって、かえって年齢が強調されてしまう…そんなジレンマ、ありますよね。でも諦めないでください!ちょっとしたコツで、驚くほど自然で若々しい「素肌感」のあるベースメイクは作れるんです。この記事では、厚塗りにならず、気になる悩みをカバーしながら、あなた本来の美しさを引き出す魔法のようなテクニックをご紹介します。さあ、一緒に新しい扉を開きましょう!
そもそも、どうして若い頃と同じようにメイクしているはずなのに、厚塗り感が出てしまうんでしょうか。私も最初は「ファンデーションが悪いのかな?」なんて思ったりもしました。もちろん、アイテム選びも大切。それは間違いないんですけれど、実はそれだけじゃないんですよね。
一番大きな理由は、やっぱりお肌の変化。これはもう、誰にでも訪れる自然なこと。悲観することなんて全くないんですよ。ただ、現実として、私たちの肌は水分量や皮脂量が減って乾燥しやすくなったり、ハリが失われて毛穴が目立ちやすくなったり、ターンオーバーが遅れてくすみがちになったり…いろいろな変化が起こってきます。
若い頃の肌は、多少ファンデーションをしっかり塗っても、内側からのハリやツヤで、なんとなくいい感じに見えていた部分もあるんですよね。でも、肌の土台そのものが変化してくると、同じように塗ってもファンデーションがうまく肌に乗らなかったり、乾燥で粉っぽく見えたり、シワに入り込んで悪目立ちしたり…そういうことが起こりやすくなるんです。だから、「厚塗り」に見えちゃう。なんかこう、ファンデが悪目立ちしちゃう、っていう感じでしょうか。
私自身、ある時期、乾燥がひどくて、どんなファンデを使っても夕方にはカピカピになってしまって。一生懸命保湿系のファンデを探したり、オイルを混ぜたり、色々試しました。その試行錯誤の中で気づいたのが、「塗る前の肌状態がいかに大事か」ってことだったんです。これは後ほど詳しくお話ししますね。
もう一つの理由は、心理的なものかもしれません。シミやシワ、たるみといったエイジングサインが気になり始めると、どうしてもそれを「隠したい!」という気持ちが強くなりますよね。すごく自然な感情だと思います。でも、その「隠したい」気持ちが強すぎると、ついついファンデーションやコンシーラーを重ねすぎてしまう…。結果、カバーはできたかもしれないけれど、肌本来の質感は失われて、のっぺりとした「厚塗り仮面」のような印象になってしまうことがあるんです。
私も以前、目の下のクマが気になって、コンシーラーをグリグリ塗っていた時期がありました。確かにクマは隠れるんだけど、なんだかそこだけ質感が違って、不自然なんですよね。笑うとシワに入り込むし…。結局、隠すことばかりに必死になって、全体のバランスを見ることを忘れていたんだな、って反省しました。
じゃあ、どうすればいいの? って思いますよね。大丈夫です。考え方をちょっと変えるだけで、驚くほどメイクが変わります。ポイントは「完璧に隠さない勇気」と「素肌感を活かす」こと。これがね、本当に大事なんです!
まず、シミやシワを「完全に見えなくする」という考え方を手放してみませんか? 完璧にカバーしようとすればするほど、厚塗りになるのは避けられません。それに、少しぐらいのエイジングサインは、その人の生きてきた証であり、魅力の一つでもあると私は思うんです。もちろん、気になるものは上手にカバーしたい。でも、目指すのは「完璧なカバー」ではなく、「全体として美しく、若々しく見える」こと。
例えば、気になるシミも、ファンデーションとコンシーラーを駆使して完全に消し去るのではなく、少し薄く見せる程度に留めておく。その代わり、肌全体のツヤ感や透明感をアップさせることに注力する。そうすると、多少シミが見えていても、肌全体が綺麗に見えるので、不思議と気にならなくなるし、何よりとっても自然なんです。
これは、私が長年お世話になっているヘアメイクの友人、Kaoriから教わった考え方なんですけど、「肌のアラは、光で飛ばす感覚を持つといいよ」って。カバー力に頼るんじゃなくて、光を味方につける。なるほど!って思いましたね。ハイライトの使い方なんかも、この考え方がベースになっています。
ベースメイクの主役は、ファンデーションだと思っていませんか? もちろん重要なアイテムですが、50代からの若見え素肌感メイクにおいては、ファンデーションはあくまで「肌の色ムラを整え、質感をサポートする脇役」ぐらいに考えるのがちょうどいい、というのが私の実感です。
主役はむしろ、潤った素肌そのもの、そしてそれをサポートするスキンケアや化粧下地。ファンデーションは、その美しい土台を「引き立てる」ために使う、という意識を持つと、自然と使う量が減り、厚塗りを防ぐことができるんです。
「えー、でもファンデ塗らないと不安…」って思いますよね。分かります。私も最初はそうでした。でも、スキンケアと下地でしっかり肌を整えてあげると、本当にファンデーションは少量で済むようになるんですよ。これは試してみて、本当に驚いたことの一つです。
さあ、ここからは具体的なテクニックのお話です。難しいことは何もありません。毎日のメイクに少しだけ意識を向けるだけで、見違えるような仕上がりになりますよ!
何度もお伝えしますが、これが一番大事!と言っても過言ではありません。乾いた肌にファンデーションを塗っても、うまく密着せず、ムラになったり、粉っぽくなったり、毛穴落ちしたり…厚塗り感の原因になります。
朝のスキンケアでは、化粧水でたっぷりと水分を与え、美容液や乳液、クリームなどでしっかりと油分を補い、潤いを閉じ込めること。特に、目元や口元など、乾燥しやすい部分は丁寧に重ね付けするのがおすすめです。
「朝は忙しくて、そんなに時間をかけられない!」という方もいらっしゃると思います。すごく分かります。私も朝はバタバタです(笑)。でも、例えばオールインワンタイプのアイテムを使ったり、シートマスクをしながら他の準備をしたり、工夫次第で時短は可能です。実際、忙しい朝でもサッとケアできるアイテムもたくさんありますよね。例えば、オールインワン時短ケアの秘密のような情報も、忙しい私たちにはありがたい存在です。
ポイントは、肌が「もっちり」と潤っている状態を作ること。触ってみて、手のひらが吸い付くような感じが理想です。このひと手間で、ファンデーションのノリも持ちも格段にアップしますよ。
スキンケアの次に来るのが、化粧下地。これもね、本当に侮れないアイテムなんです。下地を上手に使うことで、ファンデーションの量を減らせるし、肌悩みを自然にカバーして、仕上がりを格上げしてくれるんですよ。
50代の肌におすすめなのは、主に以下のタイプの化粧下地です。
自分の肌悩みや、なりたい仕上がりに合わせて、最適な下地を選んでみてください。複数の下地を部分的に使い分けるのも、プロっぽいテクニックですよ! 例えば、Tゾーンには毛穴カバー下地、頬にはツヤ系下地、くすみが気になる部分にはピンクの下地、という感じです。
さあ、いよいよファンデーションです。ここで意識してほしいのは、「顔全体に均一に塗る」という発想を捨てること。ファンデーションは、肌に「膜」を作るように塗るのではなく、必要な場所に、必要な量だけ「置く」ようなイメージで使います。
リキッドやクリームファンデーションの場合、まず手の甲に適量(後述しますが、本当に少量でOK!)を取ります。そして、指やスポンジ、ブラシを使って、顔の中心(頬の内側あたり)から外側に向かって、トントンと優しく叩き込むように馴染ませていきます。擦るように塗るとムラになりやすく、肌への負担にもなるのでNGです。
特にカバーしたい部分には、少しだけ重ね付けしますが、決して厚くならないように。フェイスライン(顔の輪郭)は、ほとんどファンデーションが付いていないぐらい薄く仕上げるのが、自然に見せるコツです。首との色の差も出にくくなりますよ。
パウダーファンデーションの場合も基本は同じ。スポンジに取る量を少なくし、顔の中心から外側に向かって、優しく滑らせるか、ポンポンと置くように塗布します。決してゴシゴシ擦らないでくださいね。
厚塗りを防ぐ最大のコツは、ずばり「ファンデーションの量を極限まで減らす」こと! これ、本当に大事なんです。たぶん、皆さんが思っているよりも、ずっと少ない量で十分なんですよ。
リキッドやクリームなら、パール粒1個分、あるいはそれ以下でも大丈夫な場合が多いです。パウダーファンデなら、スポンジに軽く一度取る程度。
「えっ、そんなに少なくてカバーできるの?」って思いますよね。でも、思い出してください。私たちは事前にスキンケアで肌を潤し、化粧下地で色ムラや凹凸をある程度整えています。だから、ファンデーションは、全体のトーンを軽く整える程度で十分なんです。足りない部分は、後でコンシーラーを使えばOK。
最初は不安かもしれませんが、ぜひ一度、いつも使っている量の半分ぐらいから試してみてください。意外と「これで十分かも?」って思えるはずです。そして、その軽やかな仕上がりに感動すると思いますよ! 私もこの「少量使い」をマスターしてから、メイク崩れも乾燥も、ぐっと気にならなくなりました。
ファンデーションを塗るツールも、仕上がりを左右する重要な要素です。指で塗るのも手軽で良いのですが、スポンジやブラシを使うと、より薄く均一に、そして密着度高く仕上げることができます。
どちらが良いかは、ファンデーションの種類や、なりたい仕上がりによって異なります。色々なツールを試してみて、自分にとって一番使いやすく、綺麗に仕上がるものを見つけるのも楽しいですよ。ツールに少し投資するだけで、メイクのクオリティが格段にアップします。これは本当におすすめ!
ファンデーションを少量にしたら、どうしても気になるシミやクマ、ニキビ跡などが出てきますよね。そこで登場するのがコンシーラーです。でも、ここでも注意が必要! コンシーラーも広範囲にベタッと塗ってしまうと、結局厚塗り感が出てしまいます。
コンシーラー使いのコツは、「ピンポイントで、最小限の範囲にだけ使う」こと。まさに「点」で攻略するイメージです。
シミやニキビ跡には、カバーしたい部分よりほんの少しだけ広めに、ちょんちょんとコンシーラーを置きます。そして、その周りを指や小さなブラシで、優しくトントンと叩き込むようにして、境目をぼかします。決して擦らないでくださいね。
クマの場合は、クマ全体を塗りつぶすのではなく、一番色が濃く見える部分(クマの線の上あたり)にだけ、細く線状にコンシーラーを置きます。そして、これも優しく叩き込んで馴染ませます。これだけで、かなり目立たなくなりますよ。
コンシーラーの色選びも重要です。シミには自分の肌色より少し暗め、クマにはオレンジ系やピーチ系の色味を選ぶと、白浮きせずに自然にカバーできます。
ベースメイクの最後は、フェイスパウダー(お粉)で仕上げます。パウダーには、ファンデーションを定着させて崩れにくくしたり、肌表面をサラサラにしたりする効果があります。
でも、これもつけすぎは禁物! 特に、せっかくファンデーションや下地で作ったツヤ感を消してしまってはもったいない。パウダーは、顔全体にパフパフとはたくのではなく、テカリやすいTゾーンや、崩れやすい小鼻周り、フェイスラインなどに、ブラシでふんわりと乗せる程度に留めましょう。
大きなブラシにパウダーを取り、一度手の甲などで余分な粉を払ってから、肌の上を滑らせるように、ごく薄くつけるのがポイントです。粒子が細かく、ほんのりツヤが出るタイプのパウダーを選ぶと、乾燥して見えにくいですよ。
「パウダーを使わない」という選択肢も、乾燥肌の方やツヤ肌仕上げが好きな方にはアリだと思います。その場合は、メイクキープミストなどを活用して、崩れを防ぐと良いでしょう。
基本のベースメイクができるようになったら、さらに若々しく、いきいきとした印象に見せるためのプラスαテクニックも取り入れてみませんか?
ハイライトは、まさに「光を味方につける」テクニックの代表格! 適切な場所にほんの少し入れるだけで、顔にメリハリが生まれ、肌に自然なツヤと透明感を与えてくれます。
入れる場所は、主に以下のポイントです。
パウダータイプ、クリームタイプ、リキッドタイプなど様々な質感のハイライトがありますが、50代の肌には、ギラギラしすぎない、繊細なパール感のものがおすすめです。色は、肌馴染みの良いベージュ系やシャンパンゴールド、透明感を出したいならほんのりピンクやラベンダー系も素敵です。
これも、つけすぎは禁物。指やブラシで、ほんの少量ずつ、トントンと優しく馴染ませてくださいね。「ちょっと物足りないかな?」ぐらいが、実はちょうどいいんです。
年齢とともに、なんとなく顔色が悪く見えたり、疲れて見えたりすること、ありませんか? そんな時に頼りになるのがチークです。チークは、肌に自然な血色感を与え、顔色をパッと明るく、健康的に見せてくれる魔法のアイテム。
入れる位置は、ニコッと笑った時に一番高くなる頬の位置から、こめかみに向かってふんわりと入れるのが基本です。あまり低い位置に入れると、たるんで見えてしまうことがあるので注意してくださいね。
色選びもポイント。肌馴染みが良く、自然な血色感を演出してくれるコーラルピンクやローズ系、ヘルシーな印象になるオレンジ系などがおすすめです。くすみが気になる方は、少し明るめの色を選ぶと良いでしょう。
パウダーチークの場合は、大きめのブラシでふんわりと。クリームチークやリキッドチークの場合は、指やスポンジでポンポンと叩き込むように馴染ませると、内側からじゅわっと滲み出るような自然な血色感を演出できます。これも、「ちょっと薄いかな?」ぐらいで止めておくのが、上品に見せるコツですよ。
ここまで色々なテクニックをお伝えしてきましたが、「毎日こんなに丁寧にやってられない!」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。大丈夫です! ポイントを押さえれば、時短でも十分に美しいベースメイクは可能です。
例えば、
など、自分のライフスタイルや肌の状態に合わせて、工程を省略したり、多機能アイテムを取り入れたりするのも賢い方法です。
大切なのは、「完璧を目指さない」ことと、「自分の肌をよく観察して、必要なケアやカバーを見極める」こと。時短メイクでも、潤いとツヤ感、そして清潔感を意識すれば、十分に若々しく美しい印象は作れますよ。
50代からのファンデーションは、「隠す」ためではなく、「自分自身の美しさを引き立てる」ために使うもの。厚塗り感をなくし、素肌感を活かしたナチュラルなベースメイクは、決して難しいテクニックが必要なわけではありません。大切なのは、ほんの少しの意識改革と、自分の肌と丁寧に向き合うことです。
今日ご紹介したコツを参考に、ぜひ明日からのメイクに取り入れてみてください。きっと、鏡に映る自分の肌が、以前よりもっと好きになれるはずです。「今日、なんだかいい感じかも!」そんな小さな感動が、毎日をより豊かに、そしてあなたをさらに輝かせてくれると信じています。
年齢を重ねることは、決してネガティブなことではありません。経験を重ねたからこその深みや、落ち着き、そして自分らしい美しさがあります。メイクは、そんなあなたの魅力を最大限に引き出すための、心強い味方です。自信を持って、もっともっと輝きましょう!
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