鏡を見るたびに、なんだか今日の顔色、冴えないなあ…なんて感じること、ありませんか? 50代になると、若い頃には気にならなかった「くすみ」が、ふとした瞬間に気になること、ぐっと増えますよね。ええ、ええ、とってもよく分かります。私もね、同じような悩みを抱えている一人ですから。「もっと若々しく、明るい印象に見られたい」「でも、いかにも塗ってます!みたいな厚塗りは絶対に避けたいのよ」…そんな風に思う気持ち、痛いほど理解できます。大丈夫ですよ。諦める必要なんて、まったくありません。この記事では、私たち50代のデリケートな肌悩みにそっと寄り添いながら、気になるくすみを自然にカバーして、まるで素肌そのものが内側から輝いているような、そんな「若見え」と「素肌感」を両立するベースメイクの秘訣を、丁寧にお伝えしていきますね。今日からあなたの肌印象が、きっと変わるはず。新しい自分に出会う、そんなワクワクする体験をしてみませんか?
そもそも、どうして私たちの肌はくすんで見えてしまうんでしょうね。若い頃は多少寝不足でも、ファンデーションを塗ればそれなりにカバーできていた気がするのに…。なんだか最近は、ファンデーションを塗っても、その下のどんより感が透けて見えるような、そんな気がしませんか? 私も昔、徹夜で企画書を仕上げた翌朝なんか、鏡を見て「あらら…」ってなった経験、数えきれないくらいありますよ。でも、あの頃の「あらら」と、今の「あらら」は、ちょっと質が違うような気がするんです。
50代の肌がくすんで見える原因は、実は一つじゃないんですよね。いくつか要因が複雑に絡み合っていることが多いんです。まず考えられるのは、やっぱり「乾燥」。年齢とともに肌の水分量や皮脂量は自然と減少していきます。うるおいが不足すると、肌表面のキメが乱れて、光がきれいに反射しなくなるんです。そうなると、肌全体がカサついて見えたり、影ができているように見えたりして、結果的に「くすんでる…」と感じてしまうの。これは本当に基本中の基本、でもとっても大切なポイント。
それから、「血行不良」も大きな原因の一つ。冷え性だったり、運動不足だったりすると、顔の毛細血管の血流が滞りがちになります。血液って、肌に栄養を届けたり、老廃物を運び去ったりする大切な役割を担っているでしょう? その流れがスムーズじゃないと、肌に必要な酸素や栄養が行き渡りにくくなって、顔色が悪く、青黒いような、あるいは茶色っぽいような、そんな印象になってしまうことがあるんです。これもまた、悩ましい問題よね。
そして、忘れてはいけないのが「ターンオーバーの乱れ」。肌はね、一定の周期で新しい細胞に生まれ変わっているんですけれど、年齢を重ねると、そのサイクルがだんだん遅くなっていく傾向があるの。そうすると、本来なら自然に剥がれ落ちるはずの古い角質が、肌表面に長く留まってしまう。この古い角質が積み重なることで、肌の透明感が失われて、ゴワついた感じや、厚みのあるくすみ感が出てきてしまう、というわけ。あ、でも、だからってゴシゴシこするのは絶対ダメですよ! それはまた別の肌トラブルの原因になっちゃうから。
最後に、「メラニン」の影響。紫外線ダメージの蓄積や、ホルモンバランスの変化などによって、メラニン色素が過剰に生成されたり、排出が滞ったりすることがあります。これがシミやくすみとなって現れることも。特に頬の高い位置なんかに、もやっとした影のようなものが見える…なんて場合は、これが原因かもしれませんね。
ね、こうしてみていくと、くすみにも色々な原因があるってことが分かりますよね。だから、自分のくすみがどのタイプなのか、ちょっと意識してみると、下地選びやケアの方法も変わってくるんです。
自分の肌をよーく観察してみて、「私のはこのタイプかも?」って考えてみるのが、解決への第一歩。もちろん、複合的な場合も多いんですけどね。でも、主な原因を知っておくだけでも、下地選びのヒントになるはずです。
さあ、くすみの原因が少し見えてきたところで、いよいよ本題の下地選びです! ここがね、本当に重要なんです。ファンデーションで全部隠そうとすると、どうしても厚塗りになってしまって、かえって老けて見えたり、時間が経つと崩れやすくなったり…悪循環なのよね。私も昔はファンデーションの色選びばかりに気を取られていた時期がありましたが、実は「下地こそがベースメイクの主役!」と言っても過言ではないくらい、50代の肌には大切なんです。目指すは、まるで素肌がきれいになったかのような、自然な明るさと透明感。それを叶えるための、下地選びのポイントを一緒に見ていきましょう。
下地の色って、本当にたくさんあって迷いますよね。ピンク、イエロー、パープル、グリーン、オレンジ…それぞれに役割があるんですけれど、私たち50代の「くすみ」悩みに特に効果的なのは、ズバリ「ピンク系」と「オレンジ系」、そして場合によっては「パープル系」かしら。
まず「ピンク系」。これはね、血色感をプラスしてくれる効果があるんです。先ほどお話しした「血行不良くすみ」で顔色がどんよりしているな、と感じる方には特におすすめ。肌にふんわりとした温かみを与えて、健康的で優しい印象に見せてくれるの。ただし、赤みが気になる方が使うと、余計に赤みが目立ってしまうこともあるので、そこは注意が必要ね。ほんのりトーンアップするくらいの、淡いピンクを選ぶのがコツかしら。
次に「オレンジ系」。これはね、茶色っぽい「メラニンくすみ」や、目の下のクマなんかも含めて、色ムラを自然にカバーしてくれる万能選手なんです。肌なじみが良くて、白浮きしにくいのも嬉しいポイント。健康的な印象を与えつつ、肌の色を均一に整えてくれるから、ファンデーションの量を減らすことにも繋がるのよ。個人的には、迷ったらまずオレンジ系を試してみるのが良いんじゃないかなって思います。
そして「パープル(ラベンダー)系」。これはね、黄ぐすみが気になる方に試してみてほしい色。黄色っぽさを打ち消して、肌に透明感と明るさを与えてくれる効果があるんです。エレガントで、ちょっと洗練された印象に見せたい時にも良いわね。ただ、これも塗りすぎると顔色が悪く見えたり、白浮きしたりすることもあるので、使う量には少し注意が必要。顔全体ではなく、くすみが気になる部分だけにポイント使いするのも賢い方法よ。
あ、そうだ。グリーン系は赤みを抑える効果があるから、小鼻の周りとか、ニキビ跡の赤みが気になる場合には有効だけど、顔全体のくすみカバーにはあまり向かないことが多いかな。イエロー系は色ムラ補正効果があるけど、オレンジ系の方がより血色感もプラスしやすい印象ね。まあ、これは私の個人的な感覚も入っているけれど。
大切なのは、自分の肌悩みに合った色を選ぶこと。そして、いきなり顔全体に塗るんじゃなくて、まずはフェイスラインとか、目立たないところで試してみて、肌色が自然にトーンアップするかどうかを確認するのがおすすめです。
色選びと同じくらい重要なのが、「質感」選び。これもまた、仕上がりの印象を大きく左右するんです。大きく分けると、「ツヤタイプ」と「マット(セミマット)タイプ」がありますよね。
「ツヤタイプ」の下地は、光を反射させて肌をいきいきと見せてくれる効果があります。パールや微細なラメが入っているものも多いわね。乾燥が気になる方や、ハリ感が欲しい方には特におすすめ。うるおったような、若々しい印象を与えてくれます。ただ、これも匙加減が大切で、あまりギラギラしすぎると、かえって毛穴や小じわが目立ってしまうこともあるから要注意。上品な、濡れたようなツヤ感が出るものを選ぶのがポイントね。Tゾーンなどのテカリやすい部分は避けて、頬の高い位置など、光を集めたい部分にだけ使うというのもテクニックの一つよ。
一方、「マット(セミマット)タイプ」の下地は、肌表面をさらさらに整えて、毛穴や凹凸を目立ちにくくしてくれる効果があります。皮脂崩れが気になる方や、陶器のような、なめらかな肌に見せたい方におすすめね。きちんとした印象を与えたい場面にも向いています。でも、マットすぎると、今度は乾燥して見えたり、のっぺりとした印象になったりすることも。最近は、マットでありながらも、ほんのりとしたツヤ感を残してくれる「セミマット」な質感のものも増えているから、そういうタイプを選ぶと、より自然な仕上がりになると思います。
これもね、どっちが良い悪いではなくて、自分の肌質や、なりたい肌印象に合わせて選ぶのが一番。季節によって使い分けるのも良い考えよ。夏は崩れにくいセミマット、冬は乾燥しにくいツヤタイプ、みたいにね。
50代の肌にとって、「保湿」は本当に基本中の基本。下地にも、美容液成分や保湿成分がしっかり配合されているものを選びたいですよね。メイク中も肌のうるおいを保ってくれるような下地なら、乾燥による小じわや、メイクの粉浮きを防いでくれます。ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドといった成分が配合されているか、チェックしてみると良いかも。
そして、もう一つ気になるのが「メイク崩れ」。特に汗をかきやすい季節や、マスクをしていると、どうしても崩れやすくなりますよね。皮脂吸着パウダーが配合されていたり、ウォータープルーフ処方になっていたりする下地を選ぶと、ファンデーションの持ちがぐっと良くなります。でも、崩れにくい処方のものって、時々乾燥しやすかったりもするので、やっぱりここでも「保湿力」とのバランスが大切になってくるわけ。うーん、難しいところよね。でも、最近の下地は本当に進化していて、保湿力と崩れにくさ、両方を高いレベルで叶えてくれる優秀なものがたくさん出てきているから、諦めずに探してみてほしいなと思います。
さあ、自分に合いそうな下地が見つかったら、次は「塗り方」です! せっかく良い下地を選んでも、塗り方が雑だと効果も半減…もったいないですよね。ちょっとしたコツで、仕上がりが格段に変わるんですよ。難しく考える必要は全然なくて、ほんのひと手間加えるだけ。一緒に見ていきましょう。
まず、下地を塗る前に、スキンケアでしっかり肌を整えておくこと。これが大前提。化粧水や乳液が肌にちゃんとなじんで、表面がベタついていない状態にしてから、下地を塗り始めてくださいね。急いでいると、ついスキンケアがなじむ前に下地を塗っちゃいがちだけど、これがヨレやムラの原因になることもあるの。
下地の量は、「パール粒大」が基本。多くても少なくてもダメ。特にカバー力を高めたいからって、たくさん塗りすぎると、厚塗り感が出てしまうし、崩れの原因にもなります。足りないと感じたら、後から少しずつ足していくのが正解よ。
そして、塗り方。指で塗る方が多いと思うけれど、おすすめは「5点置き」。額、両頬、鼻、あごに、ちょんちょんと下地を置いてから、顔の中心から外側に向かって、指の腹で優しくなじませていくんです。この時、絶対にゴシゴシこすらないこと! 指の圧はできるだけ軽く、スーッと伸ばしていくイメージで。特に皮膚の薄い目元や口元は、薬指を使うと力が入りすぎなくて良いですよ。
小鼻の周りや、毛穴が気になる部分には、指で軽く叩き込むようにしてなじませると、カバー力がアップします。フェイスラインは、首との境目が不自然にならないように、薄くぼかすように伸ばしてあげて。
もし、スポンジを使う場合は、水で濡らして固く絞ったものを使うと、より密着感が高まって、ツヤっぽい仕上がりになります。これも、こするんじゃなくて、ポンポンと優しくタッピングするようになじませるのがコツね。
あ、そうそう。下地を塗った後、すぐにファンデーションを塗るんじゃなくて、少し時間をおいて、下地が肌にしっかり密着するのを待つと、さらに崩れにくくなります。その間に、眉を描いたり、他の準備をしたりすると効率的かも。
毎日忙しいと、なかなかベースメイクに時間をかけられない…ってこともありますよね。分かります、私も朝はバタバタしがちですから。でも、時短だからって、仕上がりに妥協したくないじゃない?
そんな時におすすめなのが、BBクリームやCCクリーム、あるいはクッションファンデーションのような、多機能なアイテム。下地、ファンデーション、日焼け止め…といった複数の機能が一つになっているものが多いから、工程をぐっと減らせるんです。
ただ、BBやCCを使う場合でも、くすみが特に気になる部分には、コントロールカラー効果のある下地を部分的に仕込んでおくと、仕上がりの完成度が全然違いますよ。例えば、目の下のクマやくすみが気になる部分にだけ、オレンジ系のコンシーラーや下地を薄く塗っておく、とかね。全部を完璧にしようとしなくても、気になる部分だけピンポイントでケアするだけでも、印象って変わるものなんです。
最近はね、本当に便利なアイテムが増えていて、驚くほど手軽に、でもちゃんとキレイな肌が作れるようになっているんです。忙しくても美しい肌を手に入れるためのヒントも、参考にしてみてはいかがかしら。きっと、あなたにぴったりの方法が見つかるはず。
下地選びや塗り方のテクニックも大切だけど、最後に、私たち50代がベースメイクを楽しむ上で、ちょっとだけ心に留めておきたいことをお話しさせてくださいね。テクニックだけじゃなくて、気持ちの持ちようも、美しさにはすごく影響すると思うんです。
年齢を重ねると、どうしてもシミやシワ、たるみといった、隠したい部分が増えてきますよね。だから、ついついメイクも「カバーすること」に意識が向きがち。でもね、全部を完璧に隠そうとしなくても、いいんじゃないかなって思うんです。むしろ、今の自分の肌の良いところ、例えば、重ねてきた経験からくる落ち着いた雰囲気とか、優しい眼差しとか、そういう魅力を「活かす」ようなメイクを意識してみるのも素敵だと思うの。
くすみだって、完全に消し去ろうとするのではなく、コントロールカラー下地で「明るさを補う」という感覚。シミだって、コンシーラーで完全に消すのではなく、「少し目立たなくする」くらいで、あとは自然なツヤ感で肌全体をきれいに見せる、とかね。完璧を目指しすぎると、メイクが厚くなってしまったり、なんだか窮屈な気持ちになったりしませんか? 少し肩の力を抜いて、「今の自分も、なかなか良いじゃない」って思えるような、そんなメイクを楽しめたら最高ですよね。
ベースメイクの仕上がりを左右するのは、やっぱり土台となる素肌の状態。どんなに良い下地やファンデーションを使っても、肌そのものが乾燥していたり、ゴワついていたりすると、メイクのノリも悪くなってしまいます。
だからこそ、日々のスキンケアが本当に大切。保湿はもちろん、年齢に応じたエイジングケアを取り入れたり、定期的に角質ケアをしたり。自分の肌と丁寧に向き合って、健やかな状態を保つことが、結局は一番の「若見え」への近道なのかもしれません。メイクはあくまでも、その美しい素肌をさらに引き立てるためのもの、っていう考え方。
スキンケアとベースメイク、この二つは連携プレーなんです。どちらか一方だけ頑張るんじゃなくて、両方からアプローチすることで、きっと、もっともっと自信の持てる肌になれるはず。もし、さらに詳しいメイクのコツや、肌悩みに合わせたアプローチを知りたいと感じたら、若々しい印象を叶えるメイクの秘訣を探ってみるのも良いかもしれませんね。
いかがでしたか? 50代からのくすみカバー下地選び、少しはヒントが見つかったでしょうか。年齢を重ねることは、決してネガティブなことばかりではありません。今の自分だからこそ出せる魅力や輝きが、きっとあるはず。ベースメイクは、その魅力を最大限に引き出すための、心強い味方です。今日ご紹介したポイントを参考に、ぜひあなたにぴったりの下地を見つけて、毎日をもっと明るく、前向きな気持ちで過ごしてくださいね。応援しています!
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